高校の頃、勉強で気付いたこと

前回、学校のテストの成績のことを書きましたが、自分のことを少し振り返ってみたいと思います。
私立の東海中学に入学し、受験も終わってもういいだろう感もあり、学校の授業はしっかりついていってはいたものの、学年順位は少しずつ下がっていきました。
当時(まあ中学生だったので)「俺はまだ本気出していない」などと思っていたことを思い出します。

そして高校に入り、良い先生との出会いやきっかけがあり、成績が伸び始めました。
そこで、テスト前にしっかり勉強してみると、結構成績は上がるものだ、と気づきます。
でも、上り具合や下がることも教科によってまちまちでした。

そんな中、
「勉強しても、テストの成績が伸びるとは限らない。
でも、勉強しなければ、成績が安定して伸びていくことは無い。
だったら、やろう。」
ということを思いました。

今から見ると、後ろ向きだなあ(笑)と思ったりしますが、やってみなければ分からない未知のことに飛び込むのに、そうしたふんぎりが必要だったのでは、と思います。

勉強しても、テストの成績が伸びるか、前と同じか、もしかしたら下がるか、やってみなければ分かりません。
いわば、未知の世界です。
未知なんだけど、それに向けて準備をする。
準備が功を奏するか、どんな結果になるかは分かりません。
その未知を前にして、何もしないのか、分からないけど準備するのか。
そこが問われていたと思います。

でも、これは学生の時でも、社会人になっても同じことと思います。
未知に飛び込む、というシーンは人生で数多くあります。
準備ばかりして飛び込まないというのは話が別ですが(テストは日時が来ればやってきて飛び込まざるを得ないので)、飛び込むのであれば未知ではあるけどそれと向き合い、準備をする。
その時、怖さや不安、焦りが出てきたらまたそれとも向き合う。
そんなことが大事ではと思います。

今コラムを書いていて、“みち”を変換したら、“道”と出てきました。
道は未知なのかもしれません。
程々に良い準備をして、進み続けたいですね。

2017年2月3日 水野 洋一郎