会社と仕事を選ぶ視点 ~以前考えたことと、最近のこと~

私は大学の頃から経営コンサルティングに興味があり、マーケティング支援をするベンチャー企業でインターンをしたりしていました。
そして、就職活動の時にはもっぱらコンサルティングの会社を受けていました。
就職して東京で働いた後、沖縄に移り、縁あって沖縄で県内の企業や地域づくりの応援をする企業に就職。
そして独立し、空と水を設立して今に至っています。

最初に就職した後、働く会社を選ぶ時のポイントを自分なりに考えました。
「その会社のビジョンや方向性を共有できるか?」
「その会社でする、目の前の作業を愛せるか?」
給与や福利厚生の面ももちろん大事なのですが、仕事の内容面ではこの二つがポイントと当時考えました。

まず、ビジョンや方向性。また、その会社が大事にしていること。
自分がやりたいことと、その会社の向かっている方向が一致しているか。
自分が大事にしていることと、その会社や会社にいる人、社内の文化で大事にされていることが大枠一致しているか。
自分が快適に過ごして仕事をし、協力して何かをつくっていく上で大事なことと思いました。

そして、目の前の作業。
どんなに会社の方向性が素晴らしく、自分が共感・共有できるものだとしても、実際に自分がやる仕事の内容・作業が面白いかどうかはとても大事です。
自分が愛せる目の前の作業を日々やっていけば、充実感も大きいのではないでしょうか。

自分のやりたいことと一致した方向性で、好きな内容の作業・仕事ができる。
そうすると、自然に仕事への集中力も、自分の成長も高まると思います。

そして最近、私自身新しい仕事にチャレンジする流れが来ていますが、この二つのポイントだけでなく、その時の流れや縁を強く感じるようになりました。

それまでは、ぜひやりたいとは思っていなかった。
でも、なんか知らないけど、やる流れになっている。

他の人の意見や期待に流されて、ということではなく、物事の流れや縁で巡ってくるものもあると感じることが大きくなりました。

最初に書いた二つのポイントは私がこれまで大事にしてきた考えでした。
そして、論理的にはそんなに間違ってないとも思っています。
でも、それを超えていく流れや縁もある――。
そんなことを最近強く感じます。

二つのポイントは絶対的な基準ではなく、軽いガイドラインぐらいにして。
流れに乗っていきたいと思っています。
本当は、それが心の奥底で自分が望んでいることなのかもしれません。

2017年2月11日 水野 洋一郎