お前はもう引き寄せている(笑)

〇〇の拳風にいってみました。
でもその通り、もう引き寄せているのです。

「引き寄せの法則」という法則が言われています。
以前より、大分一般的になった感があります。
自分が何かを思うと、その思ったことを引き寄せる、というものです。

でも、じゃあ宝くじ一等に当たる!と思って、宝くじを買って・・
当たらないじゃないか!ということもありえなくはないです。
(当たるかもしれないですが)
単に頭で考えたら即実現、ということだけでもないようです。

一つには、思っていることは「頭で意識して考えていること」だけではない、ということです。
私たちには認識している意識の他に、無意識と言われるゾーンがあり、そこもたくさんの思い・考え・感情があります。
もし、宝くじに当たったら人間関係が変わって大変になるかも・・とか、そんなたくさんのお金を持つのが怖い~と思っていたら、それも引き寄せる。
だから当たるのは止めておこう、避けようという考えに至り、当たらない状況を引き寄せる、となります。

当たることへの思いと、当たらないことへの思い、当たらない方が大きければ、当たらない現実を引き寄せます。
でもその人間関係や大きなお金を持つ不安と向き合って、その思い・感情を手放していったら・・何かが変わっていくかもしれません。

もう一つは、頭で考えていること以外にも、もっと根本的な思い、望みがある、ということです。
それは、「学びと成長」。
皆それぞれに人生の中で学ぶプランがあり(魂的なことですが)、その生きる流れがあります。
その学びを実現していく上で別に不必要、というものは望んでいないので起きない、というのもあります。

明日羽がはえて空を飛べたら・・と思っても、本質的に特に必要がなければ、そんなことは起きないし引き寄せもしないのです。

この「学びと成長」の観点から言うと、確実に引き寄せているものがあります。
それは、「今学びたいこと」に合った、状況・環境。
それが自分にとってうれしかったり好都合な状況であっても、トラブル的な環境であっても、です。

ここでいう学び・成長は、知識を得るような勉強だけではなくて、むしろ先ほどの宝くじとお金の例でいえば、たくさんのお金を持つことは不安、という感情・考えがあるなら、それに向き合って手放していく、というような気付きとシフトのポイントです。

そうした気付きを得て、成長していける、状況や環境を引き寄せている。
なぜなら、私たちが本質的に「学びと成長」を望んで、それを引き寄せているから、です。

ということは、目の前の状況に「学び」のヒントがあるはずです。
一歩その歩みを進めることにつながるヒントが。
「目の前の状況を引き寄せて創造することを通して、私が学びたいことは何だろう?」
これは私自身、よく自分に問いかける質問です。

こうして学んでいって、宝くじの話で言えば、大きなお金を持つ不安や人間関係の変化への恐怖を手放していくと、当たることを避ける考えが少なくなり、段々と当たることへの考えの方が大きくなっていきます。
そうすると、段々と実現の方向へ行くのではないでしょうか。

色々見ていると、大体本当に望んでいることと、それにまつわって不安や恐怖がセットであることが多いです。
つまり、望んでいるけど、向き合うこともある、ということです。
でも向き合って「学び」、そして望んでいることが実現してまたうれしい。
そんな一粒で二つうれしい話、と思うと、少し見え方も変わるかもしれません。

人が「思う」ことが引き寄せる力を持つ、というのは、一種の「重力」のようなものだと思います。
それは目には見えず、引き寄せている所すら見えない。でも、確実にその力はあるように感じます。
その力があるなら、しっかり理解して、肯定的・創造的に活かしていきたい、と思うのです。

2017年12月6日 水野 洋一郎