仕事には4つの仕事がある、という話を最近読みました。
その4つとは、ライスワーク、ライクワーク、ライフワーク、ライトワークの4つです。
はづき虹映さんという方のブログをよく読むのですが、そこで書かれていたお話です。
調べてみると、この4つの仕事という視点は、結構よく言われる話のようです。
ただ、その解釈は人によって異なってくるのかもしれません。
まず、「ライスワーク」。
ライス=米、ということで、食べていくための仕事。
食べていくために仕事をする、その仕事のことを指します。
次に「ライクワーク」。
好きなことを仕事にしよう、とよく言いますが、好きなことを仕事としてやっている、というケースです。
そして「ライフワーク」。
ライフ=人生 の仕事、人生を通してやっていきたい活動・仕事をやっている、ということでしょう。
この話を読んだときに、自分がこれまで思っていた「やりたいこと」についての変化と一致するところがあり、これだ!と思ったのです。
大学生の頃から、「やりたいことをやろう!」というテーマで講演会やセミナーなど様々な活動をしてきました。
このコラムでもテーマとして執筆したことがあります。
という訳で、私にとっては重要なテーマなのです。
ただ、この「やりたいことをやろう」という言葉。その意味するところは、人によって捉え方は様々とも思うのです。
また私自身、経験を積むにつれて、その意味合いも変わってきました。
大学生~社会人の初めの頃は、4つの仕事で言うと、ライクワークやライフワークの意味合いで「やりたいこと」という言葉を言っていました。
ところが・・。
「好き」という感情を超えた所からの、「やりたいこと」「やること」を段々と感じるようになりました。
もっと奥深い所から、やりたいこと、やる流れを感じる、というのでしょうか。
そこで「ライトワーク」です。
これは本当に解釈は人それぞれだと思いますが、私なりの解釈をしています。
ライト=光 です。人を照らす光、という解釈も多くありますが、そこに至るのに私はもう少し考えがあるのです。
光のようにやってきた、もたらされた活動、仕事ではないか、と思っています。
「天職」「天命」といった言葉がありますが、本当に天からやってきた仕事ではないか、と。
そして人間はその奥深くで天と、また宇宙という人もいますが、つながっているのだと思います。
それを直感、と呼ぶ人もなかにはいるのでしょう。
これは必ずずっと続く仕事・活動か、というと、そうとも限らない気がします。
その瞬間瞬間、本当にやることをやる、その連続のように思うのです。
この「ライトワーク」言うならば「天職」をやっている人は、おそらく活き活きしていることでしょう。
その活き活きしている姿が光となり、他の人を結果として照らすのではないか、と思っています。
「やりたいこと」について語る時、「好きなこと」というだけでは(もちろんそれは大事な入口なのですが)語り切れないものが大きくなったと感じていた私にとって、4つの仕事の話は、整理するきっかけを与えてくれました。
こうして様々なご縁の中で気付き、成長させて頂けることに感謝せずにはいられません。
そして、その「成長」こそが誰しもにとっての「ライトワーク」の一つかもしれない、と思うのです。
2017年10月3日 水野 洋一郎